内容の希薄なブログ

出張から帰国してもう1ヶ月以上経ち，タイミングを激しく外したなー，と思いつつも，備忘録ということでレポです。

　何とか集合場所に着いた僕ですが，最初の会合の集合時間がわからない・・・仕方ないので，部屋とロビーを何度も往復して自分が遅刻しないようにするハメに。結局，手配ミスで部屋に僕用の名札とスケジュール表が置かれていなかったのが原因。幸先悪いなぁ。。。

　そして最初の会合。もちろん，いきなり英語です。ってか，僕以外に日本人は一人もいません。ちなみに僕の英語力はTOEIC600点程度です。それが英語のみの生活になったら・・・もう，その最初の会合のスタートから，そしてディナーもホントにつらかったです。

　しかし，それを表に出してはどうしようもないので，会話はしどろもどろでも，笑顔は絶やさず，そして黙ることなく積極的に会話をしました。たぶん，ワケわかんねー英語でやかましいｱﾌｫだなぁ，って思われていたことでしょう。

　2日目からは内容の方も本番。厳しい課題がバンバン。英語は専門にかかわる内容をゆっくり話してくれれば，予備知識も駆使して脳内補完で何とかついて行けた。でも，議論がエキサイトして早口かつ発音がブロークンになると，もう何がなんだかさっぱり(-_-;;。そんな調子なのに，聞いているだけにはいかない。というか，参加者でのディスカッションが中心の内容だし，講義の時間だって講師からしょっちゅう話をふられるので，気を抜くヒマがありませんでした。ほとほと疲れ果てましたよ・・・

　ただ，時間が経つと「わからんモンはわからん！！！」という開き直りが徐々に出てきたのも事実。旅先の恥はかき捨て。なら，一杯捨てるしかない罠（ｗ。その代わり，自分のワケわかんねー話で議論を支配されるのはイヤだから，わかる単語が会話の中に出てきたら空気を読もうなんて考えずにその言葉に食らいつく！！！と，方針転換しました。

　そんなとんがった精神状態を要求される日々をいやしてくれたのが，過去のエントリーでも話題にしたフランス人の女の子，カホ（名前の一部で記すことにします）。僕ほどではないが英語はあまり上手でなく，しかも会合参加者の中ではその分野のキャリアも浅いせいか，色々と戸惑っていたみたいでした。そんな彼女なので，英語がロクに話せない僕にシンパシィを感じてくれたのでしょう。幸い，専門分野の内容の理解そのものは，僕はそれなりにあるので，カホに色々と教えてあげることができました。

　それにしてもカホ，笑顔が可愛かったなぁ。話す時にニッコリしてくれるだけでなく，講義の時間（僕とカホの席は隣同士）にも時々僕を見て，ニコッ，と微笑をくれるんですよ。そして可愛らしい声で僕の名前を呼びかけ・・・僕は初恋に戻った気分がしますた（爆）。これは国境を越えた恋の幕開けか・・・？

　と，ありえない話と理解しつつも妄想を楽しんでいたら，ある日のランチでカホと一緒にデザートを取りに行った際，ティラミスをみかけたカホが「私のボーイフレンドはティラミスをとても上手に作るの」と言いました。あぁ，やっぱね。。。とは言え，会期の最初から最後まで，カホは僕に沢山の笑顔をくれました。その笑顔にどれだけ癒され，救われたことやら。カホ，ボーイフレンドと幸せにな！

　もちろん，カホ以外との参加者との交流も深めました。その中の一人，スイス在住イギリス人が「こんな日本語を知ってるか？」と聞いてきました。その言葉を文字に書き起こすと，
　「ブシハ・・・イカレゲスク！！！」←勇ましい口調で
どなたか，これが何を元ネタにしたかわかる方います？とりあえず僕はそいつに「そのセンテンスを"武士は""イカレ""ゲスク"に分けるとしたら，"武士は"は侍，"ゲスク"はわからん，そして"イカレ"とはお前みたいなクレイジーなヤツのことだ」と答えてやりました（ｗ。本人も周りも大ウケしてましたが。

　そんなこんなで，ギリギリの状態になりながらも，この海外出張の日々は過ぎていったのでした。