オレンジ屋根の小さな家2006年10月24日 00:06

少し前のエントリ(http://tris.asablo.jp/blog/2006/08/08/476563)にて,山花典之さんの「夢で逢えたら」を紹介したわけですが,今月初頭に出た8巻で,MJ文庫版も最終話まで行きました。う~ん,やっぱりマジメに誠実に生きていれば,いつかは思いの叶う日が来る。なんて,きれいごとなんだけど,マンガの世界なんだから,せめてそんな夢を見させて欲しい。そんな気持ちで読むと,ホントに良い作品だったんだなぁ,って。やっぱし漏れはオサーンになったのかな(爆)

 そんなワケで,山花氏の最新作である「オレンジ屋根の小さな家」にも手を出してしまいますた。(参考に1巻をAmazonリンク:http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/4088768426

 内容としては,マジメ一辺倒で生きてきた主人公,正太郎。ある日,突然に妻に逃げられ,その妻に戻ってきて欲しくて買った家で不動産詐欺に遭う。ところがそこで,同じ家を不動産詐欺で購入するハメになった菜摘に出会う。菜摘も実は旦那の浮気で離婚したバツイチ。お互いに子供を持ち,そして一緒に生活せざるを得ない環境に。最初はギスギスしてた奇妙な共同生活もやがて・・・

 というお話。

 内容的に「夢で逢えたら」と重なる部分は多いんですが,現実感という意味ではこちらの作品の方が上かな。「夢で~」がマスオと渚の二人はそろって現代には珍しいピュア,言い換えれば免疫がなかったのに対し,「オレンジ屋根~」ではお互いにつらい現実を知って(背負って)いる男女が,もどかしい関係を通じて,心を通わせていくというのがなんとも。そして,家族の絆が出来ていく描写が心温まるものがあるのです。ラブコメとホームドラマがうまく融合した感じですね。

 現時点で三巻までしか読んでいませんが(最新刊は4巻),なんでもっと早くに読まなかったんだろ,なんて思った作品です。あ~ぁ,はやく4巻買って来よっと。

夢で逢えたら2006年08月08日 02:05

ここ最近,すっかりヲタねたをこのブログに書かなくなってしまいました(w。まぁ,あれこれと気にしてしまう自分がいるワケですよ(汗)。でも,今日は久々にヲタ関連というか,マンガねた。まずは作品の出版社リンクを。

1巻:http://www.mediafactory.co.jp/cgi-bin/db_detail.cgi?id=6918
2巻:http://www.mediafactory.co.jp/cgi-bin/db_detail.cgi?id=6919
3巻:http://www.mediafactory.co.jp/cgi-bin/db_detail.cgi?id=6922
4巻:http://www.mediafactory.co.jp/cgi-bin/db_detail.cgi?id=6922

 「夢で逢えたら」というタイトルを聞いて,作者名がHANAKO,もしくは山花典之とすぐに浮かぶ方はどれくらいいらっしゃるでしょう。元々はこの作品,90年代中盤にビジネスジャンプ誌に連載されていた作品です。それが最近になって,メディアファクトリーから文庫版としてリリースされました。現時点で4巻,まだまだ続きますが・・・

 内容はリンク先を見て頂く方が早いのですが,とにかく,マジメだけがとりえの主人公,マスオが,綺麗で可愛くて純粋で優しくて,そのくせ男嫌いの渚に恋して一生懸命になって・・・やがて渚もマスオに心を許し始めたものの,そこに色々な出来事があって,二人の恋は行ったり来たり・・・というお話。

 連載当時は単行本を買っていたのですが,途中で展開がかったるくなって,引越しの荷物整理で手放したんですよね。でも,文庫版を見かけ,つい懐かしくて買ってしまいました。

 マスオと渚の恋の進み方,ほんとにまどろっこしいです。今時,こんな恋愛をしているカップルなんて,希少品種です。でも,今この年齢(=オッサン)になって改めて読んでみると,なんというか,すごく微笑ましかったり,あるいは羨ましかったりするのです。渚もマスオもすごく恋愛について堅物でマジメ,しかも不器用,感情は揺れまくり。でも,とても一途なワケですよ。

 自分がオッサンになったからこそ,まぶしく見える恋愛もようなのかもしれません。

 そんなワケで,続刊が待ち遠しいとともに,恋愛マンガを好きな人には一度読むことをオススメしたい,そんな作品です。

少女マンガを買ってみる2005年11月21日 00:33

少女マンガでも面白いと思えば読んでしまう僕ですが,こんな作品を買って来ました。

amazon link
「初恋とそばかすとキミ」(さとりたえ,少コミフラワーコミックス)

さとりたえさんの単行本はシリアス系(らしい)一冊をのぞいて全て買ってますが,この単行本も雰囲気が良いです。内容は表題作の他に4作品。基本的に,自信のない女の子が思いをかなえる,という作品が中心。あとは,素直になれない女の子とか。

僕がさとりさんの作品を好きなのは,すごく気持ちが素直に伝わってくるところです。少コミ系の作品は恋愛の過激さに走っている感があるのですが,さとりさん作品は見ていてこっ恥ずかしくなる雰囲気があって,でも心穏やかになれる優しさがある。。。

少々大げさに賛美してしまいましたが,微笑ましくて心温まる少女マンガをお探しの方にはオススメします。

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アニメ「銀盤カレイドスコープ」ですが,作画は相変わらずのクオリティですね(w。でも,話にスピード感が出てきたので,楽しくなってきました。。。

自炊2005年10月30日 22:24

休日はほとんど自炊していたりしますが,野菜かつ酒のツマミになりそうな料理ってのはわりとバリエーションが少ないなぁ,と思うワケです。

そんなこんなで写真はナスの焼き浸し。レシピは以下のとおり。
・ナスを切り,たっぷりの油(ごま油とサラダ油半々くらいが良いかな)でじっくり炒める (お好みで,にんにくや七味,一味唐辛子で香りづけ)
・市販のめんつゆを熱する(ナスを出した後のフライパンでやれば,洗い物の手間が軽減)
・保存容器にナスとつゆを入れる

あとは,すぐに食べるのも良いですし,冷蔵庫に一晩寝かせると濃い目に味が染みてGoodです。つゆについては,好みで塩味と甘みを調整できればベストですが,味が濃くなりすぎないようにするのが肝心。写真は一晩おいたもので,薬味にワサビをつけてます。

ちなみにこの方法,もやし炒めにも応用できたりしますので,自炊派かつ飲兵衛の方はご参考に。

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ここからマンガネタ。

・ふたりだけのうた(きづきあきら,SEED comics)
きづきさんの短編集は全部買ってますが,この本から現在の絵柄が出てくるんですよね。。。絵柄が変わって,独特の表情ってのが消えた感じがして,作風まで変わったような印象です。世間的に昔の絵柄と今の絵柄,どっちが人気なのかはよくしらないけど,個人的には昔の絵柄が好きです。そのことをはっきりと思わされました。

・トカゲ王子(和泉明日香,花とゆめコミックス,全2巻)
トカゲののろいで,トカゲの姿に変身してしまう体質のシェーナ王子とじゃじゃ馬な面をもつカナリィ姫のほのぼのラブコメ。もうね,カナリィがイイんですよ。真っ直ぐで,意志が強くて,可愛くて。そんでシェーナはとことんお人よし。この二人は何があっても結ばれるべき,そう思わせてくれます。幸せなお話をご希望の方にはオススメ。